そろそろ梅雨の季節ですね。

2022年06月12日

今年の福島県の梅雨入りは6月15日頃になるみたいですね。
この季節はどうしても湿気が多くなり、洗濯物が乾きにくくなったり、家の中にカビが生えてきたりします。
梅雨入りを前に、カビ対策に詳しい記事をご紹介いたします。

 

 

 

カビ対策

梅雨の時期、気をつけたいのは家の中の見えないカビ。生えてしまうと見た目が悪いだけではなく、アレルギーを起こす場合もあるので注意が必要です。早目に対策することで、カビから家と健康を守りましょう。

【放っておくと怖い家のカビ】

 

「カビが生えても、掃除をすればすぐ綺麗になるだろう」と、つい後回しにされてしまいがちなカビ対策ですが、カビを放置すれば健康を害する可能性もあります。

 

アトピー性皮膚炎や喘息などのさまざまなアレルギーの原因になったり、さらにカビをエサにしているダニが発生したりすることも考えると、カビはなるべく早めに対策をする必要があるでしょう。

 

カビとは、糸状の細胞からできている菌類の一種で、湿気の多い場所で繁殖しやすくなるという特徴があります。

 

マンションに限らず最近では、断熱性がある気密性の高い住宅も増えてきていますが、その一方で、今度は通気性が悪くなり、カビが生えやすい環境になってしまっているケースもあるようです。

 

 

■湿気が多くなる梅雨の季節は特に注意

 

カビに特に気をつけたほうがいいのは梅雨の季節です。湿気が多くなる梅雨の季節は、カビが繁殖するのに最適な環境が整ってしまう時期なのです。

 

カビによる健康被害がなくても、カビを放置したままでいると、黒いカビ汚れが掃除しても取れなくなり、家の見た目にも影響します。

 

そのような家を賃貸や売却に出す場合、家そのものの価値が下がる可能性があるので、綺麗な我が家を保つためにもカビ対策をおすすめします。

 

特に一戸建ては床下や天井裏など、目に見えないところでカビが発生することで、家の耐久性がどんどん下がってしまいます。

 

まずは、家の中でカビが出やすい場所をチェックしましょう。そして、カビが出ないように気をつけたいポイントや、カビ対策リフォームについても紹介します。

 

 

■意外なわが家のカビ要注意ポイント

 

キッチンや浴室などの水回りは、カビが生えやすい場所として知られていますが、それ以外にも家の中にはカビが出やすい場所がたくさん存在します。

 

特に多いのが、普段使う頻度が少なく、掃除しないような部屋にあるエアコンやカーテンをみると、カビが生えていたというケース。カビが発生するのは、湿気の多いところにホコリや人のアカ、そして気温が上がる春から夏という条件が揃った時です。

 

したがって、湿気がたまりやすい北側の部屋を物置部屋にしていたり、頻繁に加湿器を使っていたりする場合、窓についた結露からカーテンの裏側にカビが生えることがよくあるので注意が必要です。

 

結露だけではなく、湿気は床下に潜んでいる場合もあります。湿気が多い土壌の上に建てられた家では、床下からの湿気による被害を受けることもあります。

 

特に他の部分に比べて床板の薄いことが多い押し入れの中は、床下の湿気によりカビが発生しやすくなっています。

 

 

■防カビリフォームのすすめ

 

表面上に見えるカビを掃除しても、見えない場所でカビが繁殖してしまっている可能性もあります。根本的な解決を目指すのであれば、カビを発生しにくくする環境作りのためのリフォームがおすすめです。

 

家の中のカビのお悩みでも多い、結露しやすい窓には、断熱性能を上げる二重窓を設置する事で結露を防ぎカビの繁殖を抑えるのに有効です。

 

畳にカビが生えている、押し入れの中や絨毯がカビ臭いといった、床下からの湿気が原因である場合は、床下換気扇を設置して床下の湿気を逃がすという方法があります。

 

床に直に置かずにすのこを敷く、定期的に除湿剤を入れる等の対策のほか、床下に断熱材をいれるなどの床下リフォームも有効な手段です。

 

また、床ではなく壁が黒ずんでいる時は、壁紙の裏側のカビを疑ってみてください。湿気がこもりやすい部屋の壁側にぴったり家具をつけていて、長い間動かしていない場合は、壁にもカビが生えることがあるので要注意です。

 

壁のリフォームでのカビ対策には、珪藻土や漆喰などの自然素材の壁材を使うのが効果的です。

 

また、浴室やトイレといった水周りには、防カビ抗菌効果のあるコーティングがおすすめです。防菌剤配合のコーティング剤で浴室や床などの素材の表面を保護することで、カビが生えにくくなり普段のお手入れが楽になります。

 

 

■自分でできるカビ対策

 

まだリフォームするほどのカビではない場合、カビが増殖する前に自分でカビを除去しておくことも大切です。ここではカビを見つけるポイントや、予防する方法をご紹介します。

 

 

①目だけでなく臭いも確認

 

見た目だけで判断せず、カーペットやソファーを持ち上げて裏側の臭いもチェックしましょう。カビ臭がしたら、内部に見えないカビが生えている可能性があります。家具や床、押し入れの中も要注意です。

 

 

②風通しを良くする

 

湿気を逃がすために、普段から窓を開けて換気を行うことが大切です。調理中や入浴後も換気扇をしばらくは回しておくことを忘れないようにしましょう。

 

 

③こまめな掃除を心がける

 

カビは、ほこりや人のアカを好むので、特に梅雨前にこまめな掃除をすることは重要です。洗剤が流されず残っていたら、そこからカビが生えることがあります。

 

カビを発見したら、いきなり乾いた布や掃除機を使うのは厳禁。カビの胞子が空気中に広がる原因となるので、掃除の際は市販のカビ取り剤を使用しましょう。

 

 

④外の湿度が高いときには窓を開けない

 

換気は大切ですが、家の中に外からの湿気を取りこまないことも大事です。雨の日などの湿気が多い日は、窓を開けないようにしましょう。お風呂をあがったらドアを閉めて換気すると、浴室の湿気が他の部屋に広がりません。

 

 

⑤室温や湿度は上げすぎない

 

気温が高くなると、カビの活動が活発になるので必要以上に部屋の温度を上げすぎないようにしましょう。特に冬は、室内と室外の温度差により結露が発生しやすくなるので注意が必要です。

 

このような方法でカビが生える前に、きちんとした対策をして、家の寿命を延ばしつつ、健康に過ごせる住まい環境を手に入れましょう。

 

 

 

webサイト:不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME’S
住まいのお役立ち情報 一戸建てを買う
「梅雨を迎えて気をつけたいカビ対策」より

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